略 歴: 東京女子大学文理学部日本文学科卒、大阪大学大学院文学研究科日本学専攻現代日本語学研究分野(中退)転職を重ねた経験値と、大手ライセンススクールキャリアコンサルタント課での業務にて培ったキャリア理論による知識の裏打ちとを武器に、現在、ES(エントリーシート)・履歴書職歴書添削、面接シミュレーション、入試ほか各種試験受験アドバイスなど個別指導を行う。
★ 5/28追記(7/1第二話表記を追記) ★㈱メカニカル技研様ご厚意により、第一話(第二話)試聴のご提案をいただきました!第一話、第二話の試聴を希望される方は
えすくえら・ぷらちの問い合わせフォームから、必要事項をご記入の上、問い合わせ内容欄に「JMC 1級小論文対策オンライン講座 試聴希望」と明記してお送りください。追って動画試聴に必要なパスワード情報など送ってくださるとのことです。この機会にぜひご試聴いただき、併せて入会のご検討をいただければと思います。★ 5/27追記 ★おかげさまで、新規JMCお申込みが届き始めております。
入会申込書の内容を、テキストメールで送っていただいても正式な申込して受理が可能です(PDF入会用紙のプリントアウトや、記入した用紙のPDF化が難しい場合など)。
また、ご入金を確認させていただいた時点で入会手続きが完了となります。新規入会の皆様には、できるだけ早く動画アクセス情報などお届けしたいと考えておりますが、時間がかかる場合がありますのでなにとぞご了承ください。
平素より、JMC機械設計技術者クラブ会員の皆様方には、JMCの運営に対しご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
昨年度から人類を脅かすコロナ感染症パンデミックにより、私どもの生活は一変しました。
JMCの活動も、人と人の接触を極力避けるコロナ感染対策を重要視せざるを得なくなり、事実上の活動停止、研修会などの運営も自粛させていただく事になりました。また昨年夏、JMC事務局としてサポートいただいていた機械設計工業会本部事務員が退職されたことも影響し、JMCの運営に大きく支障をきたしました。
その様なこともありタイムリーな発信も出来ず、会員の皆様には大変申し訳なく思っております。
現在は機械設計工業会本部職員のご好意により仮の事務局として運営サポートしていただいていますが、今後の運営については、下記2、に記載通り機械設計工業会ご承諾の下、JMC事務局のサポートは工業会中部支部事務員にご協力いただき、移行させていただく事になりました。
その様な中ですが、昨年11月に実施された機械設計技術者試験ならびに技術者試験対策講習会は感染対策を万全に施した上、無事開催されました。一部のJMC会員にもご協力いただきましたこと、この場を借りてあらためてお礼申し上げます。
しかし、世話人会議、工場見学等の研修会、そして年行事として定着していた国内あるいは海外視察研修旅行は、残念ながら中止、見送りせざるを得なかった事をあらためてご報告いたします。
これからのJMCについて、私なりにいろいろと考えることが多かった一年でした。
特に会費を徴収しながら何のメッセージも活動も発信できなかったことは、会長としての職務怠慢であり、責任を痛感しています。どうぞご容赦ください。
さまざまなことを考える中、先般3月中旬にJMC三役の副会長、監査役とお会いして今後のJMCについて、私の考えと想いも伝えたうえで今後の運営について相談し、次のような方向性を確認させていただきました。
1、JMCはコロナ禍の感染状況に注視しつつ、出来る限り集える運営を引き続きおこなう。
2、JMC事務局は機械設計工業会本部から中部支部事務員に協力いただき移行する。
3、JMC運営の一部を外部委託(*1)し、メッセージや動画発信を視野に実施計画する。
4、JMCオンライン技術者試験対策講座を計画、実施においては外部委託(*1)を視野に検討する。
5、JMCホームページを一新し、スマホ対応等も含め、より活発なサイトとなるよう再構築する。
6、JMC世話人会議がコロナ禍での対面式会議が難しい場合はオンラインでおこなう。
7、JMCの継続会員にイニシャル入りの記念品を送付する。(5月~6月頃を予定)
なお、(*1)外部委託については現在その提案をいただいている委託先(企業)があり、詳細については内容が固まり次第お伝えさせていただきます。
皆様におかれましては引き続きコロナ感染症対策も含めてご自愛いただくとともに、今後実施していく新たなJMCの運営にご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
以上
【会員各位】 ご提案等がございましたら開催1週間前までにEメールでお寄せください。
古紙からトイレットペーパーができるまで
JMC定時総会のイベントで、古紙の再生工場を見学する機会がありました。
兵庫県たつの市にある「西日本衛材株式会社」という企業です。機械設計に
直接結びつく訳ではありませんがごく身近な日用品のトイレットペーパーの
製造と云う処に大いに興味が湧きました。工場は昭和30年代後期の建設で、
ガイド担当の方の忌憚なき説明にもありましたが、相当に年季を経た施設で
はありました。工場の稼働は先ず古紙の搬入から始まります。毎日10ton
トラック13台分、即ち130tonの古紙が運び込まれます。これらは大阪方面
の古紙問屋、大手企業、官公庁などから直接、間接に持ち込まれます。
同社の製造工程では2交替、3交替の現場もあり、フル稼働の状況ですが、
古紙(原料)の在庫は持たないシステムで、毎日の原料搬入を原則として
います。
搬入された原料は「水と苛性ソーダ」で溶解します。ドロドロになった原料は
'パルパー'と呼ばれますが、古紙回収の際に段ボール箱などに詰められた
機密書類等は厳重に封をされ、そのまま溶解タンクに投入されます。
これを「無開封」とか「未開封」と呼び、通常廃棄と区別し、公共機関や役所
など機密書類搬出元は確かに未開封のまま溶解されるのか、投入時に係
員が立会い確認することになっています。そんな訳で紙の他に何が混在し
ているのか分かりません。次にこのドロドロになった原料を「熟成タワー」と
呼ぶサイロのような大きく高いタンクに入れて2日間寝かせてインクなどの
不純物を取り除き易くします。そしてこれを「高濃度クリーナー」にかけて
水洗いしながら機密書類についているクリップやホッチキスの針などの金
属類を取り除きます。このとき大量の水を使用しますが、近隣の農家との
兼ね合いもあって、汲み上げた地下水は循環させて再利用しています。
次にSSセパレーターにかけ、紙パックなどの両面にコーティングされてあ
るポリエチレンフィルムなどを取り除きます。取り除かれたプラスティック類
は燃料として別途再利用されます。原料は更に水洗いを重ねて凝集沈殿
槽にかけ、インクや泥を沈殿させ、スラッジとして排出します。このスラッジ
はセメント会社に提供され、強固材などに再利用されています。
金属類、プラスティック類、泥、インクなどが取り除かれてきれいに洗浄さ
れて紙の繊維だけになった原料を金網に吹き付けて紙をすきます。
これを抄紙機という巻取り機械にかけ、直径1.8m、重さ約1tonのジャンボ
ロールを造ります。これは一般的なトイレットペーパーのロール"7,500個分
に相当します。これをリワインダーにかけ、通常のロール直径になるように
巻き替えます。"
これをログカッターで規定の幅にカットし、ポリ袋に包装して製品となります。
トイレットペーパーは純白が基準で、新聞紙や普通の段ボールは原料には
不向きで使用しません。最近はピンクやグリーンのカラフルな花模様などの
トイレットペーパーがありますが、これはカラー印刷されたペーパーと純白の
ペーパーを張り合わせることにより鮮やかにカラーの模様が映えるため、
白の色具合が灰色系や茶系など少しでも色がついているとカラーが全く別
の色具合になってしまい、商品価値が落ちることになります。同社では古
紙からの再生とは別にパルプからの生産も併せて行っており、古紙のよう
な溶解から始まる工程は省略できますが、原材料が高価なため、製品コ
ストも割高になってしまいます。これらはトイレットペーパー以外のタオル
ペーパー、ティッシュ、などの製品に回ります。このほか、ミシン目入れ、
香り付けなどの工程もあって、1日平均70万ロール、7200ケースを製造し
ており、全国のスーパー、コンビニ、ネット通販などに出荷されます。
家庭から分別された紙パック類やオフイスの廃棄書類を再利用すること
で紙ゴミ削減に貢献し、出来上がったトイレットペーパーを地域に還元す
ることで「循環型社会」への推進に取り組んでいる会社があることを知り、
身近な紙のリサイクルシステムを改めて実感した次第ですが、我々の社
会では如何に大量の紙を使用しているか、このようにリサイクルされるの
は一部で、多くはゴミとして廃棄、または焼却されていると聞きました。
お土産にトイレットペーパーを1個頂きましたが、使ってみたら心なしか・・・
やわらかい感じがしました。
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また、定時総会当日の資料URLを会員専用ページに掲載いたしました。